お母さん-----The mom-----
本日のお題・・
『お母さん』という
文字をご覧になって
あなたは
何を思い浮かべますか？
ご自身を
産み育ててくれた人？
心に描いただけでも
涙が溢れてくる人？
森昌子さんの歌？
映画やドラマに登場する
お母さん役の女優さん？
母の日の
プレゼント何にしよう？
認知症で厄介な金食い虫？
年金ガッポリ有り難き？
口うるさい束縛魔？
「世界一キライな女」って
表現される
反抗期から脱出できていない
四十路半ばのマザコン
おっさんダメ男デンティストにも
過去に出会った事がありますが。
そこには
それぞれの人の想いが
あるようです。
母という字がつく
表現は
色々ありますね。
・聖母
・母校
・母性
・寮母
・母屋
・母体
・母国語
・必要は発明の母
・失敗は成功の母
・母なる大地
・良妻賢母
私は
残念なことに
幼き日の心暖まる
母との記憶が皆無で
祖母の家に預けられていたり
子どもだけの留守番時間が
あまりにも長く
だった母親から
今で言うところの
虐待(ネグレクトや暴行等)を受けていましたし
お姉ちゃんとして
早くに精神的自立を
強要されたり
実母が下の子らを
溺愛したため
母親の愛をあまり
受けた実感が無い状態で
幼少期を過ごして
しまいましたので、
正直そんなに
母という字を
崇拝できないのですが
世間一般には
お母さんというものは、
非常に偉大であり
無条件に
尊敬されるべき存在
なのでしょう。
昨日は
『母の日』でしたが
皆様 何か
プレゼントされましたか？
一緒に食事したよ
(お母さんの奢りで)とか
通販で花を贈りました～とか
入所施設に会いに行きましたよ
等々、、
お母様がご健在の方々は
思い思いの母の日を
過ごされた事でしょう。
お墓参りに行かれた
というお話も
クライアントから伺いました。
SNSで有名な
エリザベスさんのお母様は
美しいお嬢様と
可愛いお孫さんがおられて
どういうわけか
うつ病に罹患され
短い生涯を
自ら閉じられたそうです。
エリザベスさん、
動画の中で
思い出して泣いておられました。
老人施設に
入所中のお母さん達は
ご自身にお子様や
お孫さんがいらっしゃる事は
ご記憶の奥底に
仕舞い込んでしまわれ、
７～１４才の
少女の頃に戻られている
事が多いです。
そして
【夕暮れ症候群】
「おか～さぁ～ん！！」
と大声で
夜中じゅう
ひたすら叫び続ける、、、
「帰りたい、帰る～！！！」と大暴れ
ベッドから転がり落ちる。
夕暮れ症候群のような
BPSD(行動・心理症状；周辺症状ともいう)の
原因は、科学的にはまだ
はっきりと解明されていませんが、
お腹が満たされていたり
何かに没頭している時には
起こりません。
まぁ、
ろくでもない介護しか
していない施設ですから
しょうがないっちゃ
しょうがないんですけど、ね。
(詳しくは私の過去blog『虐待』を
ご覧ください)
人間は
特にこの国の人々は
民度が高く
働く事を
『端(はた)が楽すること』と心得
それを善しとする風潮があり、
皆様多かれ少なかれ
誰かの『役に立ちたい』と
考えているのです。
だから
『あなたの為に』ではなく、
『わたしの為に』と
何かを
御願いしてみてください。
おひとり歩き
(最近は徘徊と言っては いけないらしい)
をされる方には
『私が寂しいので、
そばに居てくれませんか？
ご一緒にお茶でも
いかがですか？』とか
もし、糖尿病などに罹患していなければ
『ご一緒に
おにぎりでも食べませんか？』
ご入浴を拒否される場合には
『今から私は
洗濯をしなければならない
のですが、
お手伝いいただけませんか？』と
バスルームの脱衣場に
お連れし、
『今お召しの衣類を
こちらの籠に入れていただけたら
私の仕事が捗(はかど)り
助かります。お願いします。』
たとえ認知症になっていても
全く社会性が失われた訳ではなく
意味記憶(言葉がもつ意味そのものの記憶)
は、結構長く保たれるものですので
ご本人の行動に肯定的で
ポジティブな言語は
聞き入れていただきやすいです。
他者に
御願いをされて
それでも尚
拒否や抵抗がある場合は
少し
時間を待ってみる
違う人で
試してみる。
世の中には
色んなお母さんがいて
いいのです。
【親孝行
したい時には
親はなし】
だから
私は
介護という仕事に
無性に惹かれますし
誇りを
持っています。
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