studiogreen’s diary

ある日に想うヒーラーの言霊(ことだま)

食べるということの安全性--taberutoyu~kotono anzensei-----

インターネットの普及により 新聞・雑誌・テレビ・ラジオ・書籍だけしかなかった頃に比べると様々な情報が氾濫する昨今、食品の安全性や危険性が情報媒体で多く取り沙汰されていますね。

さて、一体どれを信じたら良いのでしょうか?私たちは何を選んで食べれば良いのでしょうか?

まずどれかを選択する前に どこから獲た情報なのか、誰が示しているのか、噂程度のものか、しっかりしたエビデンス(根拠)のある定義なのかどうかを見ていかなくてはなりません。

そして その情報が、何の目的を以てどこを切り取って発せられているものなのかをしっかりと見て評価・判断していくのです。

昔は消費期限や賞味期限などという定義がなく、その食べ物が安全かどうかは、色や形を目で見て、指で押してみたり臭いを嗅いでみて食べられる物かどうか確認していました。

今は皆さん 食べ物を保管していて、その食べ物が安全か否か ご自身の感覚を頼りに分別していますか?

きっと違いますよね。私もそうです。

現在 市場に出回っている食品の多くに様々な薬品が使われています。

農薬・ホルモン剤・防腐剤・保存料・防カビ剤・抗生剤・酸化防止剤など食べ物に添加してある薬品を数え上げたらキリがありません。

私たちはある現象に対して発酵と呼んだり腐敗と呼んだりします。

微生物が物質を分解していく過程のことですね。

発酵は喜び、腐敗は遠ざけたいのが本音でしょう。けれど、発酵と腐敗を感覚的に選り分けられる人がどれくらいいるでしょうか?

 

開封後はお早めにお召し上がりください」大抵の食品のパッケージにはそう書いてあります。

パッケージを開封したら食品が空気に触れる事で一気に劣化が進行する事と添加してある薬品が化学反応を起こす恐れがあるからですね。

 

私は若い頃 食品加工会社に勤務した経験があり、その杜撰(ずさん)な衛生管理体制に度肝を抜かれた事を覚えています。

現在では昔に比べオートメーション化の影響で、多少温度管理や衛生管理はマシになっていると思われますが、食品の消費期限や賞味期限の規定による薬品使用頻度が増えていることこそが食の安全と謳われているように思えてなりません。

 

腐敗しにくい食べ物は果たして安全でしょうか?

農薬などは非常に判りにくい例で、いくら無農薬栽培と謳われるものでも、輸送の際の劣化を抑えるために農薬がふりかけられているのを私たち消費者の多くが知りません。

しかも、ふりかけられた農薬は残留農薬ではなく、<食品添加物>に呼び名を変換されます。

そして まだマシかと思われる無農薬栽培の作物は高い。

私がスーパーで手に入れられる穀物や野菜と言えば、一般的な生産効率重視の殺虫剤・殺菌剤・除草剤・殺鼠剤・植物成長調整剤がたっぷりのものばかり。

鶏卵・食肉や養殖魚介類にも多くの薬品が使用されています。

加工食品の輸入原材料に於いては、調べれば調べるほど 目を覆いたくなる有り様かもしれません。

また、原材料に外国産のモノを使い輸入後に加工したものは、(国内製造)とか紛らわしい表示になっていたりします。

 

「そんな事言ったら、食べるもの無いじゃん。」って思いますよね。

そうなんです、日本の庶民の命を支える食の安全が今 危機に瀕しているのです。

関係省庁のホームページに書いてある事は眉唾もので、あらゆる利権を排除した私たち消費者に優しい内容とはなっていません。

私たちはとかく権威の法則に弱い生き物ですが、騙されないようにしなければ、この先

生命をも脅かす事態になりかねません。

どうか皆さん 賢く生きていきましょう。

くるんと曲がったキュウリや虫食いのある葉もの野菜、黄身がオレンジ色過ぎない卵を選んだり、外国産の食肉・国産加工肉(形成肉・ハム・ソーセージ等)は買わない、輸入小麦で加工された国内製造食品やコンビニ食・外国産原料の加工食品はなるべく避けるとか、何とか創意工夫して この難局を乗り越えて生きましょう。

飽食の時代と言われて久しいですが、食料自給率の低いこの国の食はもはや安全ではありません。

あなたは あなたが食べたもので出来ています。