studiogreen’s diary

ある日に想うヒーラーの言霊(ことだま)

新型コロナ感染拡大防止の徹底を   【時事ネタ・小説風】----jijineta----

私は最近 親友の治療のために運転手を買って出ている。

東灘から明石方面まで、神戸横断片道約40㎞を一日に2往復送迎する。

朝送って、一旦私は東灘に戻り また夕方迎えにいく。

不便な神戸という土地柄、友人は勿論 運転は出来るが、治療後の薬の影響等を考えると 私が運転した方が安全だからだ。

 

さて昨日のこと、時刻は午後五時頃 友人を迎えにいき車に乗せ東に向かって順調に走らせていると、舞子駅を過ぎ垂水区の霞ヶ丘南交差点を過ぎた辺りから 

突然様子がおかしくなった。

 

平素 神戸の道路は、山と海に迫られた地形のせいで、南北のアクセスが悪く 東西の道路も非常に少ないために渋滞に遭遇する確率が高い。

現に 阪神高速神戸線は東西どちら向きも 渋滞率日本一の座を、もう何年も他の道路に譲り渡していない。

 

この日は、本格的なお盆休み前であり夏休みの行楽の出足もまだ ちょぼちょぼの状態。

自然渋滞も日常茶飯事、そんな、国道2号線でのこと。

 

急に 前の車の流れが詰まってきた。

『事故かなー?!』

隣の助手席で友人は、気分がいいのか 至極ご機嫌で、最近 ハマっている音楽の話などに興じている。

やがて車は、一車長分進んだら1分お休みという状態となり垂水駅前交差点より少し進んだ地点で ついに殆ど動かなくなった。

ブレーキ上でひたすら反復運動を強いられている前脛骨筋と腓腹筋が痛いので、左右の足を換わりばんこに使いながら、イライラと闘っていた。

隣で私のイライラを敏感に察知した友人は、

スマホを鞄から取り出し何やら検索、、

 

『まだ、何も渋滞情報出てへんわ。』

 

渋滞につかまった時イライラするのは何も 車が前に進まないからではない。

自分の前にある状況が読めず 渋滞になっている原因が判らないからだ。

私の車は車高が低いので、前方3台目からの視覚的情報は入ってこない。

だから、イライラしているのだ。

もし、原因にやむを得ぬ事情があり、皆が協力することで物事の円満な解決に繋がるのであれば、大人なら待てるだろう。

しかし、

今まで進んできた道のりの道路に設置してある電光掲示板には

【新型コロナ感染拡大防止の徹底を】

何を徹底すれば良いのか ツッコミどころ満載の表示だが、これでは道路の先の情報は見えてこない。

 

先ほどまでご機嫌さんだった友人も無言になった。

 

おしゃべり好きな友人を黙らせてしまうほど渋滞の威力はスゴい。

 

それから暫くの間 車は、桃太郎電鉄(ゲーム)の牛歩(ぎゅうほ)戦略よりもノロノロと進んでいるのか止まっているのか分からないような無駄な燃料を浪費しながら、

遂に海神社(かいじんじゃ)前で完全ストップ。

 

そしたら前方から「ピーポーピーポー」けたたましいサイレンが近づいてくる。

私の車の対向車線を事故に遭ったであろう傷病者が運ばれていく。

事故だという客観的証拠を目の当たりにして、ここでやっと腹をくくる事になる。

時刻は午後六時半。

たった1.5㎞通常なら約2分弱で通るような距離を約1時間もかけて はるばる動いたのだ。

 

治療で疲れている友人を 早く帰宅させてあげたい、それに私は

(う○こ行きたい)←心の声。

 

救急車が通りすぎてから暫くの後 また牛歩のごとく事件現場に近づいていく。

人間は、落ち着きを取り戻そうとする時 頭の中で情報整理するが、その時 結構の割合で要らない情報まで意識にのぼってきたりする、特に私の場合。

『今日は何の日やったかな?』『8月9日って、誰かの誕生日やったっけ?』『あぁ、原爆やったな。』『いつ渋滞 流れ出すんかな。』『今日中に帰れるんやろか?』

 

無言の車内で 頭の中が忙しい。

事故が前方のどこかで発生した事実は判明したのだが、それが どこの地点での出来事なのか迄は現時点ではわからない。

だから、どの帰路を選択すれば良いのかも、再設定できないのだ。

やがて、事件現場の福田川交差点にたどり着く。

ここは、負傷者の出た事故現場ではない。

 

私が思う事件現場だ。

 

信号が青になり、2台前方の先頭車がなかなか進んでくれない、やっと進んでくれたか~と思ったら、私のすぐ前の車も交差点前で 躊躇する。

前の車がいなくなって私の番、突然視界が開けたと思ったら、

前方道路をパトカーで塞ぎ、そのバリケードの前で、警察官が嬉しそうに4~5人 横並びで何やら談笑している、ように見えた。

 

交差点に進入してから、突然迫られる選択肢、

「右に行くべきか 左に行くべきか」

バリケードのお陰で前方には進めない、そして すぐに信号は赤になる。

 

信号は既に赤だが、停止線を越え交差点のど真ん中で、

迷う、「右にいくか、左にいくか」

選択肢は 二つ用意されており、右には海岸線を西に向かいそうな橋が見え 左には多分 山を上がって行きそうな気配。

この辺りに土地勘のない人間に突然提示された先の見えない訳のわからない選択肢、赤に変わってしまった信号機、目の前に沢山いる警察官。

パニック!!

交差点内で停車するのは、南北の道路の通行の妨げになるため、急いでどちらか選択して通過しなければならない。

今から動いたら、信号無視で検挙されるかな、、

頭が混乱しているのが そのままハンドル操作に顕(あらわ)れ、

車体は、右に行くと見せかけるような格好で 左に曲がる。

左に曲がってからも、状況を把握できていないカーナビは、ひたすら元の2号線に戻れとUターンの案内を指し示す。

そして、逃げ場のない(道を知らない)ドライバーは、警察官によって迂回させられたその多くが、また その先の道路で渋滞に巻き込まれるのだ。

おまわりさん達は、事故現場へ他の車が進入しないように見張っているだけで 交通誘導しないので、先ほどの福田川までの大渋滞が発生してしまっていたのだ。

これは、人為的ミスで 交通事故の二次災害では なかろうか?

 

私がこの地点のことを事件現場と呼んだのは、警察官がバリケード以外の交通誘導の仕事を怠ったが為の人為的災害だと感じたからだ。

私たちドライバーは、信号機よりも警察官の指示を優先させなければならない、よって昨日の福田川交差点において、適切な交通整理が行われていれば、かなりの渋滞緩和が見込まれる。

つまり、警察官によって作られた二次災害事件により、私たち市民の生命と財産につながる多くの大切な

【時間】が奪われたのだ。

 

私と友人は、黄昏時を過ぎて真っ暗になってから、帰宅した。

時刻は 午後九時半。

約4時間超のドライブ、イライラのための汗によるケトン臭と

微かな便臭漂う車内でのストレスで、友人の病態の悪化を懸念する。

私がもし裁判官だったら、本件 地方公務員の皆さんは、有罪ですよ(笑)

大の大人に う○こ漏らさせた罪は重い。

ストレスは、身体に悪い。

排泄は、人間の尊厳にかかわる重大な問題である。

 

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